北陸中日新聞さん
ほやね@金沢
このブログではちょっとまじめに私たちが住む金沢の街のようすといろいろな提案を載せていこうと思い作り始めるのであった・・・
2025年9月8日月曜日
北陸中日新聞さん今朝の新聞で報道していただきました、北國新聞さんも書いていただきました
2025年9月5日金曜日
税外負担と地域主導を考える
この「金沢方式」というもの知れば知るほど「とても重要」な課題だと思えてきました、金沢市という行政システムは、個人ではできない「公共サービス」を約束したはずです、そのための「金沢市」の予算確保として税金を受け入れてきました
2025年9月4日木曜日
ぜひシンポジュームに参加ください
ぜひシンポジュームに参加いただいて、自分たちが住む金沢市の様子を知っていいただきたいと思います
2025年9月1日月曜日
シンポジュームでの報告者から、報告予定原稿が届きました
当時の町会長が、建設時の経過を報告します
以下、報告原稿です
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以下テキスト原稿再掲
シンポジューム 報告原稿
令和5年十一屋校下の町会長をしていました、私どもの町会は1年ごとの交代町会長で毎年交代で、私は十数年前にも町会長をしたのですが今回はちょうどこれから紹介します児童館建設の年に町会長となりました
先のみなさんからは金沢方式の説明がありました、私からは具体的に町会からどのように寄附金が支出されたかという報告をさせていただきます
お金の流れは 「101画像」のようになっています
地元に「平和町児童館」が古くからあり、かなり以前より老朽化での建て替えの話題が出ていました市役所第2庁舎建設の際「地下通路・空中通路」が話題となり当時景観を巡り審議会で議論され、傍聴の際に私が新聞投稿した「空中通路より老朽児童館の建て替え」という記事が委員から紹介され感激しました、そういったこともあってか通路は建設されないまま現在に至っています
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その後平和町児童館は建設計画が進み、私が町会長となった令和5年に6年間積み立て分の最終分を2年分まとめて完成年度として負担するよう説明があり支払う事になりました
連合町会の会議は年度当初と秋の2回行われるのが恒例です、春の年度当初会議ではこのように町連に対する負担金を一覧で請求されます、会議を受けて私は町会長として児童館建設の「負担金」というものはなんの疑問もなく、ほかの町会と同じように自分の町会も負担することが当然と思い町会会計から支出しました
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しかし昨年、町会長任期が過ぎた頃に「負担金」と言われて支払ったお金が「寄附金」として「5,700万円」市長に寄附されていたことを知りました
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さらに、詳しく調べていくと、寄附金を納めたのは建物が出来たあと、令和6年の2月でその前の年の3月、令和5年の予算案にはすでにこの金額が「寄附されるもの」として「予算計上されていることがわかりました」
寄附金がいくら集まるかもわからないと「普通は考える」寄附金の金額が、工事が始まる前の予算計上の段階で「寄附金」としてぴったりの金額が予算計上されるということを知りました
このことを調べていくと、このやり方は「金沢方式」といわれて、金沢市では公民館・児童館・消防団の経費は25%(現在20%)地元が負担するとのことでした
そしてこの「金沢方式」で児童館の寄附金が集められたというものです
連町からの負担金請求の計算根拠はここから来ており、町連ではそれにもとづいて各町会に「負担金」という項目をもって「寄附金」を請求していたものです
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これらの仕組みを調べていく中で、この仕組みでは「寄付の強制」であり、地方財政法に違反している可能性も知りました
さらに結果的に、私は町会のお金を町民にことわりなく「寄附金」として支払ったことになります
これは「国民の自由権=憲法13条」の侵害と思われます
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こいったことがわかってくるなかで、昨年行われた「金沢方式あり方懇話会」という金沢市の懇話会で「住民負担軽減のため」負担割合を 25%から20%に軽減するといった市長の結論が決められました
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金沢市の資産では、今後80億円負担だった金額が 16億円減額され 64億円となるというものです
そもそも、金沢市の公共施設や公共事業を市民のなかでも「町会加入者だけ」が負担をする仕組みは、この民主主義の社会では許されません
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他にも、金沢方式という仕組みは負担金だけで無く地域のシステムに行政が関与できず、地元の一部実力者の意向だけで決められている弊害も指摘されています
こんご金沢市内では施設建て替えラッシュとなります
こういった実情を明らかにして市民が主人公となる地域となるように考えていきたいと思います
2025年8月25日月曜日
シンポジウム開催! 2025 9/6(土)/2025年9月6日(土)14時~16時30分/近江町交流プラザ4階集会室にて(近江町いちば館金沢市青草町88番地/8260-6722)
シンポジウム開催! 2025 9/6(土)/2025年9月6日(土)14時~16時30分/近江町交流プラザ4階集会室にて(近江町いちば館金沢市青草町88番地/8260-6722)
2025年6月21日土曜日
金沢市議会「6月議会」金沢方式の話題山盛り
6月は金沢市議会の月
6月10日に補正予算提案がされ、一般質問が18-20日の3日間 19名の議員が市長と議論しました、このあと23日の月曜日に各案件ごとにそれぞれの常任委員会で議論を深め、24日の本会議で採決がされます
今議会では「金沢方式」についてふれた議員がたくさんいて、それぞれの立場で金沢方式の持つ「光と影」(関心を持つ市民がそう呼ぶ)を市長に質問しました
今回の投稿では、最終日の最後に質問した「坂本議員(自民党)」の関係するやり取りの部分を紹介します
*議会のネット配信を市民が文字おこしをし提供していただきました、その方のご意向をそぐわない程度に掲載時の修正もさせていただいていますので議会の正式記録ではありません
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坂本泰広議員--------------------------------
しがらみや配慮多くやるべきことが出来ていないと揶揄された自民党の一員ですが、これまでもこれからも愚直に市政に向き合っていきたいというふうに思います。なおヤジは控えめにお願いします。
公民館活動についてです。調査報告書の内容から地区公民館について総論的な意見をお伺いしたいと思います。
4月8日の朝刊に本市社会教育委員会議で教育委員会が実施した生涯学習に関する市民調査結果を報告したという記事が掲載されました。
その記事によると公民館活動について参加経験があると答えた人は約3割にとどまる、地域活動の担い手が担い手不足が浮き彫りとなった、
そしてまた公民館活動を知っているが、参加したことがないと答えた人は十年前より1割ほど増え約4割に上ったなどというものでした。
そこで最初の質問ですが、調査報告書の内容から教育委員会としてこのアンケート結果を受けて地区公民館について総論的にどのような感想を持っているか。
堀場教育次長--------------------------------
公民館活動に参加した経験がある方が十年前の調査に比べ減少していること、特に若い方において約2割の方は公民館の名前や場所を知らないという結果となり、公民館活動の内容やその価値をより広く周知するための啓発活動に加え、利用者のニーズを加えた活動内容等の検討は必要だと強く感じております。
総論的なことなのでこれからまだ細かいところが入ってるわけですけれども、まあ今ほどの中でありましたあのアンケート細かく見ていくと70歳代では約半数の割合があった。参加。
坂本泰広議員--------------------------------
そして年齢が下がるにつれて参加する割合が減っていて30代以下では今ほどおっしゃいました約2割は公民館の名前場所等知らないなんてこれは公民館活動において高齢者向けの活動が多く、逆に若者から子供向けの活動が少ないのではないかと考えますが、市内各公民館の活動もようしなど内容は平均してどのようなバランスになっているのでしょうか。
堀場教育次長--------------------------------
若年層は居住しています地区は偏在化してきており各地区公民館では居住する年齢層に沿った活動が多くなる傾向にあるんじゃないかと伝えております。
子育て世代や青少年が公民館が設置されている意義や活動内容を知り足を運んでいただくための取り組みがとても重要であると考えております。
坂本泰広議員--------------------------------
地域の偏在、私が住んでいる城南地域といいますかは比較的市内の平均よりやや高齢化でございますから確かに公民館の活動事業参加していても小さな子ども少ない、今ほど地域の偏在とありましたが、地域は開発の流れがその移り変わりがというのがありますから、色々な時期に差し掛かっているのがあり仕方のない部分、まあそういったところをですねバランスよく活性化できるように知恵を絞っていただきたいんですけど。
次ですけども公民館と小中学校あるいはPTA育友会などとの連携についてです。今ほどありました事業が地域の実情に即した内容になっているのであろうと考えますが、公民館と小中学校あるいはPTA育友会などの連携はどの程度行われているのでしょうか。さまざまな現場で担い手不足が言われております。地域のそうした活動も同じであるならばもっと相互の連携を増やして公民館の理解と認知度を高めお互いの強みを生かした活動になれたりできると考えますがいかがですか。
野口教育長--------------------------------
学校との連携というふうにありましたので私のほうから答弁します。
地区公民館の運営審議会には地区の小中学校の代表やPTA育友会の代表に参加していただいている他、社会体育大会それから文化祭などの公民館の各種開催につきましては校区の小中学校を会場としてPTA育友会の方々にご協力いただくなど各種団体との連携を密に図りながらまた地域と学校が連携協働しながら地域全体で子どもの学びと成長を支える地域学校共同活動のとりくみも年々広がってきておりまたこれに加えましてコミュニティスクールなどの学校運営協議会にこういったものも追加されておりましてこうした活動の中におきましても公民館と学校PTA育友会の連携はこれまで以上に働いてきていると私は捉えています。
坂本泰広議員--------------------------------
運営審議会の話がありました。
私も運営審議会に参加していていろんな地域の協力団体の人たちあるいは地域の各団体が入っていて構成要素としては確かにあるんですけど、実際の行事の中でそれがどのぐらいかかわれてるのか私の含めて公民館でれるわけではないんですけれども
あの中にはですねまあ社会体育大会、文化祭、成人式これがだいたい公民館大きな行事があるんですけれどもあの社会体育大会はなかなか難しくなってきている部分があって、地域の小学校の運動会と一緒になっているところもあるように記憶してます。
そんなことも含めてそういう切迫した中でだけじゃなくてもっと普段からいろんな繋がりが必要じゃないかなというふうに思います。
ええ今まあそういったことも含めてですけれども次ええ地区公民館自体の発信力が問われているんじゃないかということについて、
これから学習したいこととして先ほどアンケートですけども、仕事に必要な知識技能や資格に関すること健康やスポーツに関することが全体約7割を占め、そしてそれをどこでどうやって学習したいかということに対して約4割の人がどうしようか、美術館文化施設そして公民館や生涯学習センターなどの公共施設を望んでいる。
そしてそうした情報の収集手段については5割を超える人がインターネットの検索サイトやSNS答えている。地区公民館自体のこれ発信力が問われている。具体的に対策はどのように考えているのでしょうか。
堀場教育次長--------------------------------
令和四年度には約半数の公民館におきまして公民館活動の情報発信手段として結ネット等のアプリを登録しているところでございます。
地域住民への情報発信は重要でありSNSの活用などによるより効果的な情報発信が行えるよう、今後も職員研修を実施など必要な支援を積極的に行ってまいります。
坂本泰広議員--------------------------------
いくつかサンプル抽出的に公民館のウェブサイトを見てみたんですけれども、こう中身の更新されていないとかまああとはまあこのスキルの差もあると思うんですけど、正直な感想のところ差が大きいなと。
で情報社会と言われて久しいですけれども、何かこう取り残されてる感じが否めないいうところが散見される。
研修、毎年のように公民館の職員研修の機会だったり学習の機会があるんですけれどもその内容ですねが工夫があるのかちょっと疑問なんですけど。ももう一度お尋ね致しますけどその研修などで実際どのようなそういったことに注意して取り組んでもう少し具体的にお話いただきますか。
堀場教育次長--------------------------------
令和6年度の生涯学習に関する市民調査結果でもええ情報収集の取得の一番最大の大きいのはホームページや検索サイト5割を超えております。
まあ町会の回覧や地域の掲示板が33%ぐらいの中でやはりSNSやホームページからが非常に多くなっていることがこれでも分かりますのでしっかりとし 情報発信されてるような研修にぜひ取り組んでいきたいと思います。ありがとうございます。
坂本泰広議員--------------------------------
あの具体例を挙げるというと、
地元なんかで言うと、公民館のホームページはそれなりにある。内容もまあそれなり あの良いか悪いかってあんまり言いたくない
こういうことをやるん公民館の主事さんが個人的なSNSで色んな行事の紹介をしてるんですね。今日婦人会のこんなことしましたとか。運営審議会のときに、せっかくそういうのやってらっしゃるんでしたらホームページもマメにねそういう記事更新したらいいのに。でもおっしゃったらまそこでそれ以上の答えが返ってこなかったんですけども、せっかくそういうことをマメにやってらっしゃるのはいるのが公民館の仕事としてリンクしてないとかちょっと残念な感じがするなというふうなことを思いながら、あのもう少しそういったことも含めてですね、あのアンテナをはっていただければなというふうに思います。
次、理解してない割合が多い高いと言うことで、アンケートの中であなたがお住まいの地区の公民館についてあなたはどのように思いますかとすごい雑駁な質問だと思うんですけれども。そこについて各項目に共通してわからないって答えが3割から4割を超えてとても目立ちます。普通って答えたら、普通っていう意味が私もよくわからないんですけども、普通と答えた割合と足すとですね7割から8割に達するわけです。これは明らかに理解してない割合が高いということを示していると思う。これの原因をどのようにお考えでしょう。
堀場教育次長--------------------------------
公民館について分からないと回答している割合は20代から40代で高くなってきています。ええこれらの年代の方は働きざかりであったりまた子育て世代でもあることから地域活動に参加する割合が少なくなっているのではないかとええ原因だったと考えております。
坂本泰広議員--------------------------------
20代から40代高い。そうですね。確かに地域の行事で公民館行っても一番いない世代の人達です。
20代から40代の世代の人たちは子育てに追われてるとかまあ若い自分の楽しみの方が強いあるいは子育てにたいへんな世代なんですが公民館の行事があるときはひょっとしたらどこかのサッカーグラウンドでサッカーの応援に行ってたりとか、どっかの体育館でバスケットやバレーの応援行ってたりとかってことがあるので、公民館でこんな行事があるって仮に来てたとしてもなかなか行くことはないのかなというふうに思います。
これはまあ時代の流れの中であとでも言いますけれども公民館に位置づけっていうのにかかわってくるのかなというふうに思います。
次要望がないということについてということで、今ほど理解していない割合が高いと言いましたけれども、地区の公民館に希望や要望がありますかということに対して4割特にないとこたえてるんです。先のわからないほぼ附合する割合です。これは決して現状に満足しているからというのではなく、興味かないから特に希望も要望もないということだろうということが推察できます。こうした数字には正直がっかりするのですが、このことに関する所見をお聞かせください。
堀場教育次長--------------------------------
公民館を積極的に活用している方が比較的多い50代以上の方につきましても若年層と同程度の方が希望や要望は特にないという結果を踏まえますと、関心がないのかあるいはおおむね満足してるのか判断することは難しいことですが、公民館活動を活性化していくためには地域からさまざまな意見や要望を寄せていただくようにすることが重要だと思います。
坂本泰広議員--------------------------------
公民館活動に参加してる人なんか比較的満足度合いが高いのかなっていうふうにも思いますけれども、
今ほど、またですね、あの参加してない人からすればそもそも参加してない意見も何もないよって話なので、いかにその地域の生涯学習の場としての公民館の位置づけが問われてるんじゃないかなっておもいます。
でやっぱりこれでいいと思ってるんだとは教育委員会も思ってないと思うんですけどね。そんなことも含めて今後もいろいろと知恵を絞っていただきたいと思います。
次学生や子育て世代の意見の反映についてのことで、先ほど運営審議会の話がありました。地域の学校長や町会連合会の役員、各種団体の役員などで構成されている公民館運営審議会、地区公民館の運営についてそれぞれの立場から意見を求められたりその承認を行ったりしています。こうした場に学生や若者の意見が反映されているかといえばそうは感じられません。そこで特に学校には生徒からの意見や感想、育英会PTAの方には子育て世代の意見や感想を届けることにもっと協力してもらうように働きかけてはどうかと思いますが考えをお聞かせください。
堀場教育次長--------------------------------
地域の方々のさまざまな意見を届けていただき公民館の運営に反映させるためにも運営審議会において学校やPTA育友会だったらご意見をいただけるよう教育委員会から関係各所に上げていきたいと思います。
坂本泰広議員--------------------------------
あの働きかけが今までも充分やってらっしゃると思うし、今後も継続していかなければいけない話なんですけれども、まあアンケート数字を見てみるとあのこれが反映されてないっていうところも。
私も育友会の経験も通算で12,3年ありましたらそういった中ではその環境でよく分かってるんですけどなかなかあのそういうものが伝わってないっていうのはこれが何ですか進捗してないと言うふうなことがアンケート見ててもですねちょっとこうちょっとこう残念に思うわけですね。
はい次、新しいアイディアと実現をするための環境づくりについてということで今まで色々と質問してきましたが地区公民館の役割は大きく3つあります。
根源的な話ですけども、1地域における身近な学習の機会の場を提供する2住民同士のふれあいを生み出し地域の連帯感を育む3さまざまな地域課題の解決に向けた学習活動の推進この3つです。
これが公民館の何たるかという原点であります。
今までいくつか質問してきましたがアンケートからはその役割をどう具現化していくかという方法論が大きく問われていることが明確になったと思います。
もっとはっきり言えば多くの市民に求めるものにマッチできていないということです。
もちろん現場で取り組みを進めている皆さんは今までの営みを一生懸命になってつないでこられましたしその姿、私もよく分かっています。
本市がいわゆる金沢方式に胸を張るであれば今求められているのは従来の方向にとらわれることなく新しいアイディアとそれを実現するための環境整備だと思います。本市における生涯学習における公民館の役割について教育長の力強い決意を聞かせてください。
野口教育長--------------------------------
市民の主なものどなたもが必要な時に自分にとって価値ある学習が行われますように生涯学習の環境を整備していくということは教育委員会の果たすべき大きな役割の一つだと思ってます。
その当然そのという私より存在があって私がしっかりと仕事や立ち上げるとか重々にに感じています。
地区公民館は市民にとって最も身近な学習拠点でありますし本市の地区公民館は多くの市民の方が守り育ててきた本市の大事な財産なんだというふうに感じております。
今年度作成致します教育振興基本計画、従前の学校教育そして生涯学習の二つの振興計画に分かれておりました。このこの二つの振興計画を今回合わせることによって新たに連関した政策づくりをしたり進めて行きたいと思っております。
それぞれの地区で子供の頃から公民館活動にふれひろい世代の住民が公民館、地区公民館を知ってその活動に参加するそのような環境づくりに教育委員会として全力で取り組んで行きたいと思います。
それからこの議論が始まっておりますけれども委員の方々からもいろんな意見を頂戴しながらそれを踏まえてしっかりとした振興計画を作り実践をしていきたいと思います。
坂本泰広議員--------------------------------
先ほどの質問などへの有識者の話がありましたけれども、ぜひですねほんとに闊達な議論展開されていいものになっていくことを期待したいと思います。
合わせて市長について市長にその考えについてお尋ねします。
今までこの議場や委員会の席でそれこそ数え切れないほど公民館のあり方などについて多くの議論が重ねられています。最近では公民館の指定管理者制度について管理運営に関する協定について、市と指定管理者とのリスク分担を盛り込むなど責任の明確化を行うといった答弁もありました。
いわゆる金沢方式や市からの運営委託費などの議論でも度々そのあり方が問われる地区公民館ですが、思想の違いから議論が平行線になることもありますが、絶えずこのことは議論されていくだろうと考えますし、時代の移り変わりの中でも変えていくべきこと、変えてはならないものをその都度取捨選択をして、時にはそのことを市民に問うていかなければなりません。我々にとってそれは大きくは選挙であったり小さくは市政報告の場や道端での立ち話であったりします。
山出元市長ですね。山出元市長の著書「都市格を磨く」という本、市長もあるいはここにいらっしゃる多くの方はお読みになったことがあると思うんですけども、その中にこういう一節がある
「金沢の公民館というのがこれまた大変ユニークです。普通一つの街には公民館は四つか五つというの一般的であります。しかし金沢の公民館は小学校の数と同じだけある。あるこんな街はよそにはありません。しかもそのそのよその人たちからみたらなんとも腑に落ちないことがあります。それは公民館を建てるのにお金を出してくださいこういう運営費も75%は市が持ちますが25%は住民の皆さんに出していただく。こんな方式を金沢方式といっていますが金沢だけであります。今は生涯学習の時代。私はその中核としての公民館に自主的な役割に大きな期待をするのであります」
これ過去のいろんなその市中でいろいろ講演した時に一節というふうに紹介されてますが、まあそういう事を念頭に置きながらですね、
今回このアンケートに現れている若い世代の人たちは公民館の存在意義が伝わっていないそうした中地域社会を形成する上でそして地域の活性化に関してですね大変な地位を占める今程声ありました61の公民館がある大きな転換点差し掛かっていると言えます。
市長には市民に対して金沢市の未来をリードする上で明確なメッセージが求められていると思いますがいかがですか。
村山市長--------------------------------
学習拠点にとどまらない地域拠点を核として、地域の自主性連帯意識の醸成に大きな役割を果たしている金沢方式による地区公民館でありますけれども、少子高齢化の進展、価値観やライフスタイルの変化などによって、担い手不足などの課題も顕在しているという風に思っております。
アンケートの結果 という風に捉えております。これはなぜかというと全体の平均をとったものがこの値であると。公民館活動が盛んである地域はおそらくわからないしらない魅力的ではないといった数値は低いとは思いますけれども、逆の地域もあることはもっと問題かなとも思っております。
委託 公民館には私も昨年文化祭に参加したり今年はボーリング大会参加したり文化活動に加わりながらどのようなところ課題なのかいうことも感じながら今勉強しているところでありますが、それぞれの公民館の行う研修であったり、イベントであったり、そういったところはより多くの とくに若い世代が関心を持つ運営を考えていたなければいけないと言うふうに思っています。
そして我々市のほうは公民館の魅力を広く周知することさらにより幅広い世代の市民の方に参加していただけるような持続可能な公民館活動のあり方について関係者の方々とも市民の方とも議論を重ねていきたいと思います。
坂本泰広議員--------------------------------
いろいろな場に足を運んでいらっしゃるんですからその場で街の人たちと膝をつきあわせていろんな話を聞いてしっかりと反映生かしていただきたいというふうに思います。
2025年5月25日日曜日
ブログの更新されていました:「金沢方式」と「県民性(祖父江孝男著)」
https://note.com/yuzurigi/n/n74826b267e21
こちらの方のブログ更新されていました、いつもながら理論的で的確な指摘です
金沢方式の違法性がわかりやすく、そして深く検討されたものが紹介されています
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〇「金沢方式」って何なんだ?
市は、「善隣思想」(助け合いの心で、近隣の人々と心を通わせ、支え合い、お互いに善き隣人を作っていくという考え方)と法的根拠のない税外負担を抱き合わせて、一部住民(町会加入者)に公共事業などに寄付をさせ「金沢方式」と美化している。

※道徳律に強制的寄付を絡ませるために、物事がおかしくなる。善隣思想だけを普及させれば金沢は素晴らしい都市になるのに。
〇何が他の市町村と違うの?
金沢市では、70年以上前の昭和27年に根拠も不明確な、住民が多少の負担をしても公民館を小学校校下ごとに要望したとして、2025年の現在も「金沢方式」の名の下に公民館の建設・運営費を町会加入者だけに税外負担(強制寄附)を課している。

※「多少の負担」ということで運営費だけのはずだったのが、昭和40年代中頃からは建設費も負担をさせている。建設費をいつから負担させたかは市も分かっていない。(第1回金沢方式あり方検討懇話会資料)
戦後の混乱期は全国的に住民の任意寄付で公共事業をしていた実態があり、篤志家の寄付などで事業を進めるようにという国からの通達もあった。

※特に金沢市が他と違うことをしていたわけではないんだね。
過去には観光会館の建設、そして今では、公民館に限らず社会福祉協議会、消防団、婦人会連絡協議会、老人連合会、交通安全推進協議会、共同募金、無電柱化推進事業等次から次へと「金沢方式」という名の法的な根拠のない税外負担を押し付けている。
〇「金沢方式」という言葉はいつできたのか?
金沢市は平成2年12月議会で、新たに当選した新市長が「金沢方式」という言葉は自分が生んだと認めている。ということは、70年前には「金沢方式」という言葉はなかった。

※新たな名前をつける必要があり、メリットがあったということだね。
「金沢方式」という言葉を知っている町会長は令和4年でも約3割(町会長アンケート)。内容まで知っている住民は1割にも満たないのではないか。
それを現在でも一部の住民(町会加入者)に、法的な根拠のない中で、町会は町会費に上乗せし寄付を強要している。

※市は「住民がやっていることで関知していない」と言っているが、法的根拠のない税外負担をしないのなら事業をしないと議会で公言し、予算書で寄付金を計上している。
これが他の市町村とは違う誇りある「金沢方式」の実体だ。
〇金沢市民は何十億円もの法的根拠のない税外負担になぜ反意を示さないのだろうか?
一つには「金沢方式」も「法的根拠のない税外負担を徴収されている」ことも知らず、またそれを知った者も「町会執行部の言うとおりに寄付をする」、他人を気にし違うことをしないという思いが強かったのだろう。
昨年から徐々に税外負担の大きさを知り一部で不満が高まり、金沢方式あり方検討懇話会の設置や市議会でも活発な議論となった。

※異常な物価高で収入も増えない中、公民館関係だけで過去20年間で47億円、今後20年間で64億円の法的な根拠なき税外負担、用地費は別途100%負担をさせることを市民はどう思っているんだろうか?
しかし、議会では根拠なき税外負担を含む令和7年度予算案が反対3だけで圧倒的多数で可決されてしまった。
議会では「金沢方式」に反対や疑問を呈する質問も多かったのにこの結果は一体何だったのだろうか?
〇そしてこの理由には、「県民性」があるのではないか。
「県民性」(祖父江孝男著)の―おとなしい石川県人―から見てみる
《 石川県はやさしくオットリ、消極的ということになる。人によっては、忍耐力は強く努力型だが決断が良くないなどと言い、それでいて尊大なのは、いまだに加賀百万石の亡霊が尾をひいているのではないか。
江戸や上方の江戸時代の文化は武士ではなく町人の力によって支えられてきた。しかし石川県の場合は違う。
「百万石文化」という呼び方が一般的になったことでもわかるように、町人はあくまでも脇役で、主役は武士であった。
だからここでの文化は武家の文化、終始一貫「大名文化」だった。
江戸や上方の町人は、武士を表面では立てながら、陰では軽蔑していたのに対して、加賀の、特に金沢の町人は、本気で武士を尊敬したのである。
こうみてくると、確かにいまの石川、そしてことに金沢の住民の間で、非常に保守的な点が目立ち、それとはまさにウラハラに、典雅さなどの特色が残っているのも、結局はそうした百万石文化の特色、
つまり、町人の武士に対する心腹の態度などによるものであることがわかってくるように思う。》

※武士(支配者層)を市、町人を住民に置き換えるとよく分かるね。
江戸や上方の町人(住民)は支配者層(市)を陰では軽蔑しており訴訟も辞さない。しかし金沢では町人(住民)は支配者層(市)に対し心腹している。
現在の金沢でも、やさしくオットリ、消極的で市の為政者の意のままに動くという意識が抜けきらないのではないか。
行政を正すのは市民から選ばれた議会の務めであり、議事録から見る限り議員は問題点を把握している。
しかし市議会も市の言いなりになっているのではないか。これも「町人の武士に対する心腹の態度などによるもの」と同様、県民性か。