ほやね@金沢

このブログではちょっとまじめに私たちが住む金沢の街のようすといろいろな提案を載せていこうと思い作り始めるのであった・・・

2025年9月8日月曜日

北陸中日新聞さん今朝の新聞で報道していただきました、北國新聞さんも書いていただきました

 北陸中日新聞さん




2025 9/6(土)/2025年9月6日(土)14時~16時30分/近江町交流プラザ4階集会室にてシンポジウム開催されました! 

当日の記事を北陸中日新聞さん今朝の新聞で報道していただきました

記載内容を拝見しますと、シンポジュームを見た記者の率直な思いが書いてあると思います
今後の報道のみなさんには独自の取材や調査などでもっと深めていただくことをお願いしたいと思います
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以下記事内容のテキストです
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北陸中日新聞さん(9)【金沢】2025年 (令和7年) 9月8日 (月曜日)
(写真)「金沢方式」のあり方について意見を交わす市民ら金沢市で
「金沢方式」あり方考える
公民館整備など地元負担
市民団体シンポ
金沢市内の公民館の整備費などの一部を地元町会が負担する「金沢方式」のあり方について考える市民団体主催のシンポジウムが6日、同市の近江町交流プラザで開かれた。 町会長経験者を含めた参加者が金沢方式の疑問点などについて意見を交わした。
市によると、金沢方式は1952(昭和27)年に市が公民館を新設する際、多少の地元負担を伴っても校下ごとに設置してほしいという地域の要望を受けたことが始まり。現在も地域の世帯数に応じて整備費や運営費などに一定の負担割合が定められており、児童館や消防分団の施設・車両でも採用されている。
市民の間には「住民が地域活動に協力的になる」と肯定的な声がある一方、町会加入世帯だけが負担することへの不公平感や物価高による負担増などから全額公費負担を求める声もある。市は昨年度、有識者らによる検討会が金沢方式の周知強化や地域の負担軽減などを提言した報告書を受けて、今年4月に地域の負担割合を引き下げた。
シンポジウムは町会役員経験者らでつくる市民団体「生活者目線で金沢方式を考える会」が開催。元町会長が児童館の建て替えや消防分団小屋の移転の際に感じた法的な問題点を指摘。
参加者からは「市政に必要なお金を町会が集めているが、税金とどう違うのか」
「金沢方式は時代にそぐわない」などの意見が出た。
考える会の湯谷増男代表は「同じような時期に建てられた施設の建て替えラッシュが始まる。 金沢方式の情報がしっかりと市民に伝われば誰もがおかしいと思うのではないか」と話した。シンポジウムは今後も随時開催する予定という。
(中平雄大)

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北國新聞さん


9月8日 北國新聞
◇住民が金沢方式考える
住民でつくる「生活者目線で金沢方式を考える会」のシンポジウムは6日、近江町交流プラザで開かれ、約30人が公民館の運営・施設整備費を地域で一部賄う「金沢方式」について意見を交わした。

2025年9月5日金曜日

税外負担と地域主導を考える

 この「金沢方式」というもの知れば知るほど「とても重要」な課題だと思えてきました、金沢市という行政システムは、個人ではできない「公共サービス」を約束したはずです、そのための「金沢市」の予算確保として税金を受け入れてきました

ところが、この「金沢方式」と呼ばれる仕組みをもって「税外負担」(=法によらない税徴収)をで「町会費」などと集金するものです、そして「税外負担」は地元主導による方法で支払われることになっていくのです
どういったものが税外負担と思えるものか
「公民館・児童館・消防団小屋・老人憩の家」の施設建設費、そしてそれらの運営費・維持費・消防車両の購入費、などが現在判明しており、その運営は公共サービスです
重要と思えるものは、この仕組みが新しい憲法に基づく法律「地方財政法」に違反する状況で、当局がいう昭和27年(1952)から行政の仕組みとして行われているということです
この時公務員だった人はもういません、その後この制度を使って「金沢方式」として市民に「地元負担金」と説明して「寄附金」を出さないと「施設はつくらない」という仕事をしてきていることです
公務員であれば当然この仕組みのことはわかるはずです
素人でも「負担金」だと言われ何か決まりに基づいていると思っていたが、そういうものはなく「金沢方式」という仕組みで「寄附金」でまかなわれている、それも住民全体に知らせるのでなく「住民負担」という言葉だけで集める事を知り、これは異常なことだとすぐ感じます
金沢市役所では3,000人ぐらい働いているそうです、そのすべてがこの仕組みを知っている訳ではないと思います
しかし、担当部署でその仕事をするとしたら年度では20人ぐらいはいると思います、部署の在職年数が3年ぐらいとすると、20人×70年=1,400人は直接その制度に向き合い、住民に説明してきていると思われます
さらに、地元の公民館活動など「地元の自己犠牲ボランテイィア」で活躍されているかたに「公務員OB」の方が多いと聞きます
こういった地域で、こういった地域システムで生活している実態をまず学びたいと思います
シンポジュームではぜひみなさんの地域の実態や、今までの思い、これからの事を話し合いたいと思います
もちろん、このシンポジュームは「0回」とありますように、これがスタートです
これを機会に「金沢方式」を考え、「市民のための金沢市」をつくる機会としていきましょう、若い人たちの住みよい金沢市としていくためにも今までの情報や、これからのものも整理してお知らせしたいと思います

2025年9月4日木曜日

ぜひシンポジュームに参加ください

 ぜひシンポジュームに参加いただいて、自分たちが住む金沢市の様子を知っていいただきたいと思います

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「金沢方式」の「地元負担」公共施設に寄付を割り当てるのはなぜいけないのか
金沢市の公民館・児童館・消防団・老人憩の家、これらの施設が「4分1を地元負担」としていることが現在確認できるものです
このことの何が問題なのか、そもそも地方自治体の予算は法令の定めるところに従い「税金」を中心として計上します
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税金をネットで調べてみました
1 アダム・スミスの4大原則:18世紀の市民革命期の租税思想を代表。
〔1〕公平の原則:税負担は、各人の能力に比例して、公平にするべき。
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こうあります、各人の能力に比例するのが公平です、そしてこれが「民主主義」の最大の原則です
金沢方式の「地元負担金」は条例にも規則にもないもので、「税外負担」とも呼ばれるそうです
これは、低所得者層にとって不利な賦課方式という問題があり、税外負担に依存することになれば、所得税・地方税をほとんど納めない階層にまで負担の範囲が及びます
町会で一律集金されると、非課税世帯などで「生活支援金」として支給される世帯まで「一律5万円」といった請求がされています
「町会費から支払われる」という話もありますが、その原資は一律負担された町会の集金です
これらについて、金沢市の考え方は「町会での集金方法は知らない」とのことです
「集金は町会で集められ、市にはスルリと寄附として名目が変わるというトリック」「資金洗浄」と表現する人もいました
そして、「寄附金」を町会が集めて寄附することについては、憲法で定める「自由権の侵害」となり、『最高裁判決の理由』として、次のように紹介されています
 募金・寄付は、個人の属性や経済状況など、思想・信条に大きく左右される行為である。自治会に加入しなければ、ゴミ捨て場を利用できないなど、脱会が事実上制限されている状況下で、募金・寄付を強制することは、思想・信条の自由を侵害する。自治会は、様々な価値観を持つ会員がいることを考慮し、個人の自由を尊重すべきである。
これらの「寄付の強制」という指摘に対して市長は
「本市における公民館児童館の整備に関して、建設工事のほか、施設の大規模な修繕についても地元負担が生じることを前提に地域の総意に基づいて行っております。地元の同意を得ているということから、寄付の強要に当たらないと捉えております。」
地元総意とは何でしょうか?
・金沢市の町会長アンケートでも「金沢方式という言葉を知っている」という割合は 30%
・市全体の世帯の内、町会加入世帯は68%
こういった状態で、町会加入者だけにその負担をさせている現状です

2025年9月1日月曜日

シンポジュームでの報告者から、報告予定原稿が届きました

 当時の町会長が、建設時の経過を報告します


以下、報告原稿です



























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以下テキスト原稿再掲

シンポジューム  報告原稿

令和5年十一屋校下の町会長をしていました、私どもの町会は1年ごとの交代町会長で毎年交代で、私は十数年前にも町会長をしたのですが今回はちょうどこれから紹介します児童館建設の年に町会長となりました


先のみなさんからは金沢方式の説明がありました、私からは具体的に町会からどのように寄附金が支出されたかという報告をさせていただきます



お金の流れは  「101画像」のようになっています



地元に「平和町児童館」が古くからあり、かなり以前より老朽化での建て替えの話題が出ていました市役所第2庁舎建設の際「地下通路・空中通路」が話題となり当時景観を巡り審議会で議論され、傍聴の際に私が新聞投稿した「空中通路より老朽児童館の建て替え」という記事が委員から紹介され感激しました、そういったこともあってか通路は建設されないまま現在に至っています



102画像



その後平和町児童館は建設計画が進み、私が町会長となった令和5年に6年間積み立て分の最終分を2年分まとめて完成年度として負担するよう説明があり支払う事になりました


連合町会の会議は年度当初と秋の2回行われるのが恒例です、春の年度当初会議ではこのように町連に対する負担金を一覧で請求されます、会議を受けて私は町会長として児童館建設の「負担金」というものはなんの疑問もなく、ほかの町会と同じように自分の町会も負担することが当然と思い町会会計から支出しました



103画像



しかし昨年、町会長任期が過ぎた頃に「負担金」と言われて支払ったお金が「寄附金」として「5,700万円」市長に寄附されていたことを知りました



104画像



さらに、詳しく調べていくと、寄附金を納めたのは建物が出来たあと、令和6年の2月でその前の年の3月、令和5年の予算案にはすでにこの金額が「寄附されるもの」として「予算計上されていることがわかりました」


寄附金がいくら集まるかもわからないと「普通は考える」寄附金の金額が、工事が始まる前の予算計上の段階で「寄附金」としてぴったりの金額が予算計上されるということを知りました


このことを調べていくと、このやり方は「金沢方式」といわれて、金沢市では公民館・児童館・消防団の経費は25%(現在20%)地元が負担するとのことでした


そしてこの「金沢方式」で児童館の寄附金が集められたというものです

連町からの負担金請求の計算根拠はここから来ており、町連ではそれにもとづいて各町会に「負担金」という項目をもって「寄附金」を請求していたものです



105画像


これらの仕組みを調べていく中で、この仕組みでは「寄付の強制」であり、地方財政法に違反している可能性も知りました


さらに結果的に、私は町会のお金を町民にことわりなく「寄附金」として支払ったことになります

これは「国民の自由権=憲法13条」の侵害と思われます




106画像



こいったことがわかってくるなかで、昨年行われた「金沢方式あり方懇話会」という金沢市の懇話会で「住民負担軽減のため」負担割合を 25%から20%に軽減するといった市長の結論が決められました



107画像


金沢市の資産では、今後80億円負担だった金額が 16億円減額され 64億円となるというものです


そもそも、金沢市の公共施設や公共事業を市民のなかでも「町会加入者だけ」が負担をする仕組みは、この民主主義の社会では許されません



108画像



他にも、金沢方式という仕組みは負担金だけで無く地域のシステムに行政が関与できず、地元の一部実力者の意向だけで決められている弊害も指摘されています


こんご金沢市内では施設建て替えラッシュとなります


こういった実情を明らかにして市民が主人公となる地域となるように考えていきたいと思います







2025年8月25日月曜日

シンポジウム開催! 2025 9/6(土)/2025年9月6日(土)14時~16時30分/近江町交流プラザ4階集会室にて(近江町いちば館金沢市青草町88番地/8260-6722)

いよいよ金沢市民のみなさんに「金沢方式」を知ってもらうと同時に、意見を交換するシンポジュームの開催が迫りました

シンポジウム開催! 2025 9/6(土)/2025年9月6日(土)14時~16時30分/近江町交流プラザ4階集会室にて(近江町いちば館金沢市青草町88番地/8260-6722)


これまで、金沢方式で具体的に困った人たちや議会でのようす、金沢市の対応などについてたくさんの材料が集まりました

これまでもこのブログで紹介してきましたが、そういったことを直接顔の見られるところで参加者の疑問や実態などを紹介するものです

参加は自由で、金沢方式を見なおしてほしいというのが主催者の思いですが、金沢方式というものはこんなに良い面があったという意見も出せるような運営となる予定です

内容などは次のお知らせチラシや趣意書などにあります、事前に質問や相談などもありましたら連絡先に知らせてほしいということです




















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(以下、ウェブ検索用のテキストです、上記と同じことを文字化しています)

令和の今こそ、全金沢市民に問います。
金沢方式で
困っています!
第1部「金沢方式」って、何だろう?
第2部ザ・談会&オープンディスカッション
金沢方式についてよくご存じの方も、そうでない方も、
ともに交わりながら「最善の道」について考えていく
オープンセッションです。
基調報告金沢方式について/その光と影
事例報告いま校下や町会で起きていること
さまざまな悩みやトラブルに巻き込まれた元町会長たちが、
金沢方式の問題点や課題を具体的かつリアルに報告します。
2025年9月6日(土)14時~16時30分
近江町交流プラザ4階集会室にて
(近江町いちば館金沢市青草町88番地/?260-6722)
わたしたちが当事者です。
A Group for Reconsidering the Kanazawa Method from the Consumer‘s Perspective
921-8131金沢市三十苅町丁100-7?(076)298-2325E-mail/onigirikai2024@gmail.com
あなたは
どうお考えに
なりますか。カナザワだけの
隠れ市税なの?町会加入世帯に
だけ課せられた・・・
まず最初に、金沢方式についてわかりやすくご説明します。
金沢方式と地域コミュニティの「これから」を考えよう
■託児所のご用意もございます。?298-2325(生活者目線で金沢方式を考える会事務局)に事前にお申込ください。金沢方式をスッキリと説明できる人は誰ひとりとしていません(※)。なのに
「金沢方式だから」と、町会を通してお金が住民から徴収されています。
これを「ヘンだよ」という人もいれば、「これが金沢の文化だ」、
「金沢のまちづくりの基本だ」という人もいます。
あなたは令和の今こそ、全金沢市民に問います。
金沢方式で
困っています!
第1部「金沢方式」って、何だろう?
第2部ザ・談会&オープンディスカッション
金沢方式についてよくご存じの方も、そうでない方も、
ともに交わりながら「最善の道」について考えていく
オープンセッションです。
基調報告金沢方式について/その光と影
事例報告いま校下や町会で起きていること
さまざまな悩みやトラブルに巻き込まれた元町会長たちが、
金沢方式の問題点や課題を具体的かつリアルに報告します。
2025年9月6日(土)14時~16時30分
近江町交流プラザ4階集会室にて
(近江町いちば館金沢市青草町88番地/?260-6722)
わたしたちが当事者です。
A Group for Reconsidering the Kanazawa Method from the Consumer‘s Perspective
921-8131金沢市三十苅町丁100-7?(076)298-2325E-mail/onigirikai2024@gmail.com
あなたは
どうお考えに
なりますか。カナザワだけの
隠れ市税なの?町会加入世帯に
だけ課せられた・・・
まず最初に、金沢方式についてわかりやすくご説明します。
金沢方式と地域コミュニティの「これから」を考えよう
■託児所のご用意もございます。?298-2325(生活者目線で金沢方式を考える会事務局)に事前にお申込ください。金沢方式をスッキリと説明できる人は誰ひとりとしていません(※)。なのに
「金沢方式だから」と、町会を通してお金が住民から徴収されています。
これを「ヘンだよ」という人もいれば、「これが金沢の文化だ」、
「金沢のまちづくりの基本だ」という人もいます。
あなたはどうお考えになりますか?
さあ、ご一緒に考えましょう!
進行は碇山洋金沢大学教授(人間社会学域/公共政策論)です。
(※)行政、学会、市井など各界において。
それぞれの立ち位置で捉え方が違うのが
金沢方式のひとつの特徴です。
さあ、ごいっしょに。
A Group for Reconsidering the Kanazawa Method from the Consumer‘s Perspective金沢方式って一口にいうと何ですか?
市と町会の間にあるルール「のようなもの」です。
金沢のまちづくりの基本と位置づけられていますが、
条例のように明文化はされていません。理念だけならいいのですが、
そこに「地元負担金」というお金が絡んでくるからややこしいのです。
「ややこしい」とはどういうことですか。
市政のいろんなところで町会費として集められたお金が使われていることです。
たとえば街灯の電気代や公民館や児童館、消防分団小屋の建設費とか運営費。
市政に必要なお金の一部を、「地元負担金」として
町会で集めていると言った方がわかりやすいかもしれません。
考えてみてください。みんなが使う市の施設や設備なのに
「町会に加入している世帯だけがお金を負担している」ことになります。
また「生活に困っている世帯」や「保護を受けている世帯」からも町会費として
一律に徴収されますから、市が進めている福祉行政とも矛盾してきます。
とくにこれから各地域で始まる公民館や児童館の建替えには
多額のお金が請求されてきますのでただごとではありません。
もうちょっと具体的に教えてください。
いまある校下では地元負担金として、古くなった公民館・児童館の建替えに
1世帯当たり一律5万円が建設委員会から各町会に請求されています。
町会から集めたお金を市に寄付することで建替えをしてもらえるしくみが
「金沢方式」だからです。他の市や町ではこうしたしくみはありません。
金沢方式は「地方財政法」という法律に反していると指摘する人もいますが、
これが金沢の文化だという人もいらっしゃいます。
こんなしくみがあるなんてちっとも知りませんでした。
「金沢方式」は昔からの智恵のような気もするし、
知らないうちにお金が市に徴収されているような気もします。
実態はどうなんでしょうか。
ぜひシンポジウムにお越しください。いろんな話を聞くもよし、
ご意見や感想を言うもよし、ともに考えましょう。
あなたのご参加を心からお待ちしております!それのどこが問題なのですか。
お問合せは・・・?(076)298-2325(生活者目線で金沢方式を考える会事務局)
E-mail/onigirikai2024@gmail.com
921-8131金沢市三十苅町丁100-7(みちがみ酒店内どうお考えになりますか?
さあ、ご一緒に考えましょう!
進行は碇山洋金沢大学教授(人間社会学域/公共政策論)です。
(※)行政、学会、市井など各界において。
それぞれの立ち位置で捉え方が違うのが
金沢方式のひとつの特徴です。
さあ、ごいっしょに。


A Group for Reconsidering the Kanazawa Method from the Consumer‘s Perspective金沢方式って一口にいうと何ですか?
市と町会の間にあるルール「のようなもの」です。
金沢のまちづくりの基本と位置づけられていますが、
条例のように明文化はされていません。理念だけならいいのですが、
そこに「地元負担金」というお金が絡んでくるからややこしいのです。
「ややこしい」とはどういうことですか。
市政のいろんなところで町会費として集められたお金が使われていることです。
たとえば街灯の電気代や公民館や児童館、消防分団小屋の建設費とか運営費。
市政に必要なお金の一部を、「地元負担金」として
町会で集めていると言った方がわかりやすいかもしれません。
考えてみてください。みんなが使う市の施設や設備なのに
「町会に加入している世帯だけがお金を負担している」ことになります。
また「生活に困っている世帯」や「保護を受けている世帯」からも町会費として
一律に徴収されますから、市が進めている福祉行政とも矛盾してきます。
とくにこれから各地域で始まる公民館や児童館の建替えには
多額のお金が請求されてきますのでただごとではありません。
もうちょっと具体的に教えてください。
いまある校下では地元負担金として、古くなった公民館・児童館の建替えに
1世帯当たり一律5万円が建設委員会から各町会に請求されています。
町会から集めたお金を市に寄付することで建替えをしてもらえるしくみが
「金沢方式」だからです。他の市や町ではこうしたしくみはありません。
金沢方式は「地方財政法」という法律に反していると指摘する人もいますが、
これが金沢の文化だという人もいらっしゃいます。
こんなしくみがあるなんてちっとも知りませんでした。
「金沢方式」は昔からの智恵のような気もするし、
知らないうちにお金が市に徴収されているような気もします。
実態はどうなんでしょうか。
ぜひシンポジウムにお越しください。いろんな話を聞くもよし、
ご意見や感想を言うもよし、ともに考えましょう。
あなたのご参加を心からお待ちしております!それのどこが問題なのですか。
お問合せは・・・?(076)298-2325(生活者目線で金沢方式を考える会事務局)
E-mail/onigirikai2024@gmail.com
921-8131金沢市三十苅町丁100-7(みちがみ酒店内



金沢方式を考えるためのシンポジウムの開催について
趣意書
A Group for Reconsidering the Kanazawa Method from the Consumer‘s Perspective2025年8月4日


■はじめに
●金沢方式については村山市長によって見直しの方針が示され、昨年(2024)度に「金沢方式あり方検討懇話会」(※)が4回にわたり
開かれました。(※)都市政策局企画調整課が事務局を担当。第1回7月22日、第2階8月29日、第3回11月15日、第4回1月24日に開催。
●しかしながら金沢方式の論議において最も重要なテーマと思われる「一部の地域負担」すなわち「住民負担金」の法的正当性や
負担の任意性、公平性についてはほとんど議論されませんでした。
●一方「負担率の軽減」については、事務局からシミュレーションが示されるなどしましたが(※※)、軽減に対しての考え方については
各委員で意見の相違が顕著に現れていました。(※※)軽減率による市の財政負担額のシミュレーションデータ。第3回懇話会にて提示。
●また最終回では事務局から懇話会の取りまとめを「座長一任」で行いたい旨、各委員に合意が求められました。しかし全委員から
の同意は得られないまま懇話会は終了となりました。
●そういういきさつがありましたが、6日後に「金沢方式あり方検討懇話会報告書」が村山市長に提出されました。その席上で俵座
長は議論を継続するよう異例とも言える申し出を行っています。
●金沢市議会においては、報告書が出されてからの3月議会、続く明年度6月議会で会派を超えて「議論の継続」が問われました。
●議員からは従来から問題にされていた一部負担金の法的問題、任意性・公平性の問題だけではなく、地域コミュニティの分断の
問題、区割りの見直しの問題、明文化の問題、地域の総意の問題、そもそも市民は金沢方式を認知していない問題など、金沢方式の
多くの問題や課題が指摘されました。
●それらに対し、村山市長は「これまでの予算で金沢方式は肯定されているので今後も同じ方針で行く」と答えています。金沢方式あり方検討懇話会における金沢方式の論議は不十分です

金沢方式を見直したことから、さまざまな問題や課題が議会でも噴出。
ところが市長は「見直しは収束した」という趣旨の答弁を繰り返しました。



■私たちの考え方
●金沢方式の本格的な論議は緒に就いたばかりです。ここで簡単に終息させてはならない。
●市民にとって重要な、多くの問題は未解決のままです。さらなる深い論議が必要でしょう。
・金沢方式による一部負担金の法的問題、任意性の問題、公平性の問題
・金沢方式によって誘発される町会離れ、地域コミュニティの分断の問題
・校下の統廃合や公民館、消防分団、児童館の区割りの見直しの問題
・明文化されていない問題
・地域の総意の問題、
・そもそも市民は金沢方式を認知していない問題など
●そこで私たちは考えました。
●市長が論議の継続に積極的でないのならば、私たち市民の手で議論を継続させようではないか。
●金沢方式を広く周知し、金沢方式について考えるための機会を私たち市民の手でつくろうではないか。
市民が広く自由に参加し考えることのできるシンポジウムを開こうではないか。
そのために、まず「プレ・シンポジウム」を行なってノウハウをつかみ、
第1回シンポジウム開催に向けての礎をつくろうではないか。





■なぜ「シンポジウム」なのか/シンポジウムという発想
シンポジウムにすることで、
ある1つのテーマに対し、さまざまな答えがあることをオープンにし、
そのうえで当事者としての考えをさらに深めることができるからです。
わたしたち市民にとって最善の結論に到達するための
ステップとしてのシンポジウムとしたい。
今回はそのためのプレ・シンポジウムです。
■「金沢方式あり方検討懇話会」は発足時からそのメンバー編成の
偏りや会の閉鎖性などが各方面から問題視されていました。
■性格的には顔なじみの委員(※)による「懇話」が主体で、その内容
と実態は「事務局主導による予定調和の議論」であったというのが
傍聴者の多くの感想です。(※)例えば地域協働推進課による「地域コミュニティ
活性化審議会」などおなじようなメンバーによる会合が複数おこなわれている。
■懇話会そのものを否定するものではありませんが、こうした行政
主導の懇話会を拠り所にした施策への反映や予算の編成について、
危惧と疑問を感じる方々が市民にも議会にも多くいらっしゃいます。
■一方で金沢方式についての見解をお伺いするために、私たちは
市議会各会派と接触し、多くの議員の方々と話を重ねてきました。
■金沢方式は、さまざまな立ち位置によりいろいろな考え方があり、
それぞれに正当性や合理性があるように思われました。このことが
金沢方式の問題を複雑にしています。


沢方式あり方検討懇話会私たちが考えるシンポジウム
イニシアティブ
(会の主体)
スタンス
(性格)ディスカッション
のメンバー
会のスタイル
と傍聴席金沢市金沢市民
各種団体の代表者と
有識者のみ一般市民と
各種団体の代表者
有識者
確認する・同意する知る・考える・見つけ出す
クロウズド
傍聴者は発言できないオープン
傍聴者も発言できる


■プレシンポジウムのイメージとアウトライン
●日時/
2024年9月6日(土)
14時~16時30分
●場所/
近江町交流プラザ4階集会室
●タイトルとテーマ
第0回キックオフ・シンポジウム
「金沢方式で困っています!」
●想定参加者数
約50名
(ゲスト、パネラー、スタッフ込み)
A Group for Reconsidering the Kanazawa Method from the Consumer‘s Perspective
?告知イメージ



■構成と内容〈案〉
●まず第1部で金沢方式の概略説明と問題点を提示し、
問題点の具体的事例を報告します。
●続く第2部ではパネラーによるディスカッションをもとに、
ゲストや聴衆を交えてのトークセッションを行います。


第1部
基調報告/「金沢方式とは何か」、その概要と問題点、課題などを整理して簡略に説明します。??約30分
※報告者として当会の湯谷を予定。
事例報告/地域コミュニティで実際に発生しているトラブルの実態を具体的に報告します。??約30分
・平和町児童館の建替えで起きたことの報告
・材木消防分団小屋の移転改築〃〃
※報告者はそれぞれ当会の広田、誉田を予定。


第2部
パネルディスカッション(および傍聴席とのトークセッション)
/パネリストと傍聴席とが一体となったオープンディスカッション形式で「金沢方式」について考えていきます。??約90分
※パネリストとして次の方々を想定しています(要検討→要交渉)。
・各種団体の代表/町会連合会、公民館連合会などから1~2名
・次世代の金沢を担う団体の代表/若者・学生のグループから1~2名
・生活者目線で金沢方式を考える会から1名(道上ゆりかを予定)
・学識者の参加も考えていきたいが全体として4~5名が適正かと思われます。
※ゲストとして次の方々に傍聴およびトークセッションでの参加お願いしていきます。
・村山市長
・市議会各会派(自民党金沢、みらい金沢、創生かなざわ、公明党、共産党金沢市議団)の議員各位および清水議員、下沢議員、喜成議員
・「金沢方式あり方検討懇話会」のメンバー各位(竹上公民館連合会会長、川元児童館連絡協議会副会長、澤飯消防団連合会会長、
能木場婦人会連合会会長、藤木社会福祉協議会専務理事、俵北陸学院大学教授、眞鍋金沢大学教授)
※これまで接触した行政当局にも声をおかけして参加を促します。
・企画調整課、市民協働推進課、子育て支援課、消防局総務課など
第2部の進行役として碇山洋金沢大学教授(人間社会学領域/公共政策論)に担当を依頼しています


■補足/当会の主な歩みと今後について
7月■第1回金沢方式あり方検討懇話会を傍聴。
あり方検討懇話会のあり方に危惧を感じる。
■「第1回懇話会傍聴レポート」を発行.
8月■第2回金沢方式あり方検討懇話会を傍聴。
懇話会が住民の声の代弁になっていないことを確信する。
■「生活者目線で金沢方式を考える会」を設立。
設立趣意書を発行。
■「第2回懇話会傍聴レポート」を発行。
9月■金沢市議会9月定例本会議を全日程傍聴。
懇話会を所轄する総務常任委員会も傍聴。
10月■市長に「公開質問状」を提出。
地元負担金の任意性について。都市政策局長が受け取る。
11月■第3回金沢方式あり方検討懇話会を傍聴。
事務局から地元負担率と財政のシミュレーションが示されたが、ほとんど議論なく
予定時刻前に閉会になったことに疑問を感じる。
■「第3回懇話会傍聴レポート」を発行。
■「生活者の目線で見る金沢方式の実態と疑問」を編集・発行。
12月■議会に「陳情書」を提出。
消防分団小屋の全額公費負担による整備について。
■金沢市議会12月定例本会議を全日程傍聴。
総務常任委員会、文教消防常任委員会も傍聴。
1月■「金沢方式あり方検討懇話会のことでお願いです」を作成・発行。
市議会議員各位へのプロポーザル資料。懇話会最終回への傍聴を懇願する。
■第4回金沢方式あり方検討懇話会を傍聴。
市議会議員6名も傍聴。懇話会はこれまでにない議論となる。
■「第4回懇話会傍聴レポート」を発行。
2月■議会に「陳情書」を提出。
用水路上に立地し既存不適格建築物である材木消防分団小屋の全額公費負担による
整備について。地元住民からの陳情書に連名で提出。
3月■金沢市議会3月定例本会議を全日程傍聴。
総務常任委員会、文教消防常任委員会、常任委員会連合審査会も傍聴。
■市長、消防局長に要望書を提出。
議会答弁においての消防局長の事実誤認(地元合意の存在)の訂正を求めるもの。
■メールマガジン「おにぎり通信」の配信を開始。
会としてこれまで名刺交換ができた方々に向けて。「おにぎり」は当会が発足する前
から使われていた当会のイメージワードです。
4月■金沢市地域コミュニティ活性化審議会の公募に参加。
市民協働推進課。広田、湯谷、道上ゆりかが応募し、面接を受けたが落選となる。
5月■消防局総務課と面談。
金沢方式について消防局の考え方を確認、局長の事実誤認の件など

6月■議会に2通の「陳情書」を提出。
1通は材木消防分団小屋の移転新築計画について正確な説明を求めるもの。地元住民
による陳情書に連名で提出。もう1通は地域コミュニティの区割りにおける行政の積極的
な関与を求めるもの。内容的に自民党金沢から市長あてに出された要望書と同じもの。
■金沢市議会6月定例本会議を全日程傍聴。
文教消防常任委員会、市民福祉常任委員会も傍聴。
■子育て支援課と面談。
金沢方式について子育て支援課の考え方の確認、平和町児童館建て替えでの問題点など。


私たちは金沢方式における税外負担の問題が、広く正しく
市民に認知・理解され、公民館・児童館・消防分団の整備
や運営にかかる費用の「一部の地元負担」はあくまで任意
の寄付金であること、すなわち「地元負担率ゼロの実現」
を目標に、住民運動としての活動を展開しています。
この運動をさらに広げていくために、私たちはこのシンポ
ジウムで多くの市民の方に金沢方式について考えていただ
くとともに、私たちの活動への理解者・協力者をつのって
いきたいと思います。
そしてシンポジウム開催のプロセスを含めて私たちの活動が「善良なる市
民による純粋な住民運動」であることをご認識いただくとともに、このような
運動のスタイルが金沢にも浸透していけば、と願っています。
なぜなら、これまでの金沢に著しく欠けていたのものは、しがらみに守られ
た金科玉条をただすことのできる自由な発言であり、そうした草の根からの
住民運動こそが、これからの金沢、多様で持続的に発展する共創都市・
金沢に必要なファクターであると私たちは考えるからです。


プレ開催としての今回の集客対象は
「当会と何らかのつながりのある人」で考えています。
※次回以降は広く市民に周知した完全なオープン開催としていきます



























2025年6月21日土曜日

金沢市議会「6月議会」金沢方式の話題山盛り

 6月は金沢市議会の月

6月10日に補正予算提案がされ、一般質問が18-20日の3日間 19名の議員が市長と議論しました、このあと23日の月曜日に各案件ごとにそれぞれの常任委員会で議論を深め、24日の本会議で採決がされます

今議会では「金沢方式」についてふれた議員がたくさんいて、それぞれの立場で金沢方式の持つ「光と影」(関心を持つ市民がそう呼ぶ)を市長に質問しました

今回の投稿では、最終日の最後に質問した「坂本議員(自民党)」の関係するやり取りの部分を紹介します

*議会のネット配信を市民が文字おこしをし提供していただきました、その方のご意向をそぐわない程度に掲載時の修正もさせていただいていますので議会の正式記録ではありません

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坂本泰広議員--------------------------------

 しがらみや配慮多くやるべきことが出来ていないと揶揄された自民党の一員ですが、これまでもこれからも愚直に市政に向き合っていきたいというふうに思います。なおヤジは控えめにお願いします。

公民館活動についてです。調査報告書の内容から地区公民館について総論的な意見をお伺いしたいと思います。

4月8日の朝刊に本市社会教育委員会議で教育委員会が実施した生涯学習に関する市民調査結果を報告したという記事が掲載されました。

その記事によると公民館活動について参加経験があると答えた人は約3割にとどまる、地域活動の担い手が担い手不足が浮き彫りとなった、

そしてまた公民館活動を知っているが、参加したことがないと答えた人は十年前より1割ほど増え約4割に上ったなどというものでした。

そこで最初の質問ですが、調査報告書の内容から教育委員会としてこのアンケート結果を受けて地区公民館について総論的にどのような感想を持っているか。


堀場教育次長--------------------------------

 公民館活動に参加した経験がある方が十年前の調査に比べ減少していること、特に若い方において約2割の方は公民館の名前や場所を知らないという結果となり、公民館活動の内容やその価値をより広く周知するための啓発活動に加え、利用者のニーズを加えた活動内容等の検討は必要だと強く感じております。

総論的なことなのでこれからまだ細かいところが入ってるわけですけれども、まあ今ほどの中でありましたあのアンケート細かく見ていくと70歳代では約半数の割合があった。参加。


坂本泰広議員--------------------------------

そして年齢が下がるにつれて参加する割合が減っていて30代以下では今ほどおっしゃいました約2割は公民館の名前場所等知らないなんてこれは公民館活動において高齢者向けの活動が多く、逆に若者から子供向けの活動が少ないのではないかと考えますが、市内各公民館の活動もようしなど内容は平均してどのようなバランスになっているのでしょうか。


堀場教育次長--------------------------------

 若年層は居住しています地区は偏在化してきており各地区公民館では居住する年齢層に沿った活動が多くなる傾向にあるんじゃないかと伝えております。

子育て世代や青少年が公民館が設置されている意義や活動内容を知り足を運んでいただくための取り組みがとても重要であると考えております。


坂本泰広議員--------------------------------

地域の偏在、私が住んでいる城南地域といいますかは比較的市内の平均よりやや高齢化でございますから確かに公民館の活動事業参加していても小さな子ども少ない、今ほど地域の偏在とありましたが、地域は開発の流れがその移り変わりがというのがありますから、色々な時期に差し掛かっているのがあり仕方のない部分、まあそういったところをですねバランスよく活性化できるように知恵を絞っていただきたいんですけど。

次ですけども公民館と小中学校あるいはPTA育友会などとの連携についてです。今ほどありました事業が地域の実情に即した内容になっているのであろうと考えますが、公民館と小中学校あるいはPTA育友会などの連携はどの程度行われているのでしょうか。さまざまな現場で担い手不足が言われております。地域のそうした活動も同じであるならばもっと相互の連携を増やして公民館の理解と認知度を高めお互いの強みを生かした活動になれたりできると考えますがいかがですか。


野口教育長--------------------------------

 学校との連携というふうにありましたので私のほうから答弁します。

地区公民館の運営審議会には地区の小中学校の代表やPTA育友会の代表に参加していただいている他、社会体育大会それから文化祭などの公民館の各種開催につきましては校区の小中学校を会場としてPTA育友会の方々にご協力いただくなど各種団体との連携を密に図りながらまた地域と学校が連携協働しながら地域全体で子どもの学びと成長を支える地域学校共同活動のとりくみも年々広がってきておりまたこれに加えましてコミュニティスクールなどの学校運営協議会にこういったものも追加されておりましてこうした活動の中におきましても公民館と学校PTA育友会の連携はこれまで以上に働いてきていると私は捉えています。


坂本泰広議員--------------------------------

 運営審議会の話がありました。

私も運営審議会に参加していていろんな地域の協力団体の人たちあるいは地域の各団体が入っていて構成要素としては確かにあるんですけど、実際の行事の中でそれがどのぐらいかかわれてるのか私の含めて公民館でれるわけではないんですけれども

あの中にはですねまあ社会体育大会、文化祭、成人式これがだいたい公民館大きな行事があるんですけれどもあの社会体育大会はなかなか難しくなってきている部分があって、地域の小学校の運動会と一緒になっているところもあるように記憶してます。

そんなことも含めてそういう切迫した中でだけじゃなくてもっと普段からいろんな繋がりが必要じゃないかなというふうに思います。

ええ今まあそういったことも含めてですけれども次ええ地区公民館自体の発信力が問われているんじゃないかということについて、

これから学習したいこととして先ほどアンケートですけども、仕事に必要な知識技能や資格に関すること健康やスポーツに関することが全体約7割を占め、そしてそれをどこでどうやって学習したいかということに対して約4割の人がどうしようか、美術館文化施設そして公民館や生涯学習センターなどの公共施設を望んでいる。

そしてそうした情報の収集手段については5割を超える人がインターネットの検索サイトやSNS答えている。地区公民館自体のこれ発信力が問われている。具体的に対策はどのように考えているのでしょうか。


堀場教育次長--------------------------------

 令和四年度には約半数の公民館におきまして公民館活動の情報発信手段として結ネット等のアプリを登録しているところでございます。

地域住民への情報発信は重要でありSNSの活用などによるより効果的な情報発信が行えるよう、今後も職員研修を実施など必要な支援を積極的に行ってまいります。


坂本泰広議員--------------------------------

 いくつかサンプル抽出的に公民館のウェブサイトを見てみたんですけれども、こう中身の更新されていないとかまああとはまあこのスキルの差もあると思うんですけど、正直な感想のところ差が大きいなと。

で情報社会と言われて久しいですけれども、何かこう取り残されてる感じが否めないいうところが散見される。

研修、毎年のように公民館の職員研修の機会だったり学習の機会があるんですけれどもその内容ですねが工夫があるのかちょっと疑問なんですけど。ももう一度お尋ね致しますけどその研修などで実際どのようなそういったことに注意して取り組んでもう少し具体的にお話いただきますか。


堀場教育次長--------------------------------

 令和6年度の生涯学習に関する市民調査結果でもええ情報収集の取得の一番最大の大きいのはホームページや検索サイト5割を超えております。

まあ町会の回覧や地域の掲示板が33%ぐらいの中でやはりSNSやホームページからが非常に多くなっていることがこれでも分かりますのでしっかりとし 情報発信されてるような研修にぜひ取り組んでいきたいと思います。ありがとうございます。


坂本泰広議員--------------------------------

 あの具体例を挙げるというと、

地元なんかで言うと、公民館のホームページはそれなりにある。内容もまあそれなり あの良いか悪いかってあんまり言いたくない

 こういうことをやるん公民館の主事さんが個人的なSNSで色んな行事の紹介をしてるんですね。今日婦人会のこんなことしましたとか。運営審議会のときに、せっかくそういうのやってらっしゃるんでしたらホームページもマメにねそういう記事更新したらいいのに。でもおっしゃったらまそこでそれ以上の答えが返ってこなかったんですけども、せっかくそういうことをマメにやってらっしゃるのはいるのが公民館の仕事としてリンクしてないとかちょっと残念な感じがするなというふうなことを思いながら、あのもう少しそういったことも含めてですね、あのアンテナをはっていただければなというふうに思います。

次、理解してない割合が多い高いと言うことで、アンケートの中であなたがお住まいの地区の公民館についてあなたはどのように思いますかとすごい雑駁な質問だと思うんですけれども。そこについて各項目に共通してわからないって答えが3割から4割を超えてとても目立ちます。普通って答えたら、普通っていう意味が私もよくわからないんですけども、普通と答えた割合と足すとですね7割から8割に達するわけです。これは明らかに理解してない割合が高いということを示していると思う。これの原因をどのようにお考えでしょう。


堀場教育次長--------------------------------

 公民館について分からないと回答している割合は20代から40代で高くなってきています。ええこれらの年代の方は働きざかりであったりまた子育て世代でもあることから地域活動に参加する割合が少なくなっているのではないかとええ原因だったと考えております。


坂本泰広議員--------------------------------

 20代から40代高い。そうですね。確かに地域の行事で公民館行っても一番いない世代の人達です。

20代から40代の世代の人たちは子育てに追われてるとかまあ若い自分の楽しみの方が強いあるいは子育てにたいへんな世代なんですが公民館の行事があるときはひょっとしたらどこかのサッカーグラウンドでサッカーの応援に行ってたりとか、どっかの体育館でバスケットやバレーの応援行ってたりとかってことがあるので、公民館でこんな行事があるって仮に来てたとしてもなかなか行くことはないのかなというふうに思います。

これはまあ時代の流れの中であとでも言いますけれども公民館に位置づけっていうのにかかわってくるのかなというふうに思います。

次要望がないということについてということで、今ほど理解していない割合が高いと言いましたけれども、地区の公民館に希望や要望がありますかということに対して4割特にないとこたえてるんです。先のわからないほぼ附合する割合です。これは決して現状に満足しているからというのではなく、興味かないから特に希望も要望もないということだろうということが推察できます。こうした数字には正直がっかりするのですが、このことに関する所見をお聞かせください。


堀場教育次長--------------------------------

 公民館を積極的に活用している方が比較的多い50代以上の方につきましても若年層と同程度の方が希望や要望は特にないという結果を踏まえますと、関心がないのかあるいはおおむね満足してるのか判断することは難しいことですが、公民館活動を活性化していくためには地域からさまざまな意見や要望を寄せていただくようにすることが重要だと思います。


坂本泰広議員--------------------------------

 公民館活動に参加してる人なんか比較的満足度合いが高いのかなっていうふうにも思いますけれども、

今ほど、またですね、あの参加してない人からすればそもそも参加してない意見も何もないよって話なので、いかにその地域の生涯学習の場としての公民館の位置づけが問われてるんじゃないかなっておもいます。

でやっぱりこれでいいと思ってるんだとは教育委員会も思ってないと思うんですけどね。そんなことも含めて今後もいろいろと知恵を絞っていただきたいと思います。

次学生や子育て世代の意見の反映についてのことで、先ほど運営審議会の話がありました。地域の学校長や町会連合会の役員、各種団体の役員などで構成されている公民館運営審議会、地区公民館の運営についてそれぞれの立場から意見を求められたりその承認を行ったりしています。こうした場に学生や若者の意見が反映されているかといえばそうは感じられません。そこで特に学校には生徒からの意見や感想、育英会PTAの方には子育て世代の意見や感想を届けることにもっと協力してもらうように働きかけてはどうかと思いますが考えをお聞かせください。


堀場教育次長--------------------------------

 地域の方々のさまざまな意見を届けていただき公民館の運営に反映させるためにも運営審議会において学校やPTA育友会だったらご意見をいただけるよう教育委員会から関係各所に上げていきたいと思います。


坂本泰広議員--------------------------------

 あの働きかけが今までも充分やってらっしゃると思うし、今後も継続していかなければいけない話なんですけれども、まあアンケート数字を見てみるとあのこれが反映されてないっていうところも。

私も育友会の経験も通算で12,3年ありましたらそういった中ではその環境でよく分かってるんですけどなかなかあのそういうものが伝わってないっていうのはこれが何ですか進捗してないと言うふうなことがアンケート見ててもですねちょっとこうちょっとこう残念に思うわけですね。

はい次、新しいアイディアと実現をするための環境づくりについてということで今まで色々と質問してきましたが地区公民館の役割は大きく3つあります。

根源的な話ですけども、1地域における身近な学習の機会の場を提供する2住民同士のふれあいを生み出し地域の連帯感を育む3さまざまな地域課題の解決に向けた学習活動の推進この3つです。

これが公民館の何たるかという原点であります。

今までいくつか質問してきましたがアンケートからはその役割をどう具現化していくかという方法論が大きく問われていることが明確になったと思います。

もっとはっきり言えば多くの市民に求めるものにマッチできていないということです。

もちろん現場で取り組みを進めている皆さんは今までの営みを一生懸命になってつないでこられましたしその姿、私もよく分かっています。

本市がいわゆる金沢方式に胸を張るであれば今求められているのは従来の方向にとらわれることなく新しいアイディアとそれを実現するための環境整備だと思います。本市における生涯学習における公民館の役割について教育長の力強い決意を聞かせてください。


野口教育長--------------------------------

 市民の主なものどなたもが必要な時に自分にとって価値ある学習が行われますように生涯学習の環境を整備していくということは教育委員会の果たすべき大きな役割の一つだと思ってます。

その当然そのという私より存在があって私がしっかりと仕事や立ち上げるとか重々にに感じています。

地区公民館は市民にとって最も身近な学習拠点でありますし本市の地区公民館は多くの市民の方が守り育ててきた本市の大事な財産なんだというふうに感じております。

今年度作成致します教育振興基本計画、従前の学校教育そして生涯学習の二つの振興計画に分かれておりました。このこの二つの振興計画を今回合わせることによって新たに連関した政策づくりをしたり進めて行きたいと思っております。

それぞれの地区で子供の頃から公民館活動にふれひろい世代の住民が公民館、地区公民館を知ってその活動に参加するそのような環境づくりに教育委員会として全力で取り組んで行きたいと思います。

それからこの議論が始まっておりますけれども委員の方々からもいろんな意見を頂戴しながらそれを踏まえてしっかりとした振興計画を作り実践をしていきたいと思います。


坂本泰広議員--------------------------------

 先ほどの質問などへの有識者の話がありましたけれども、ぜひですねほんとに闊達な議論展開されていいものになっていくことを期待したいと思います。

合わせて市長について市長にその考えについてお尋ねします。

今までこの議場や委員会の席でそれこそ数え切れないほど公民館のあり方などについて多くの議論が重ねられています。最近では公民館の指定管理者制度について管理運営に関する協定について、市と指定管理者とのリスク分担を盛り込むなど責任の明確化を行うといった答弁もありました。

いわゆる金沢方式や市からの運営委託費などの議論でも度々そのあり方が問われる地区公民館ですが、思想の違いから議論が平行線になることもありますが、絶えずこのことは議論されていくだろうと考えますし、時代の移り変わりの中でも変えていくべきこと、変えてはならないものをその都度取捨選択をして、時にはそのことを市民に問うていかなければなりません。我々にとってそれは大きくは選挙であったり小さくは市政報告の場や道端での立ち話であったりします。

山出元市長ですね。山出元市長の著書「都市格を磨く」という本、市長もあるいはここにいらっしゃる多くの方はお読みになったことがあると思うんですけども、その中にこういう一節がある

「金沢の公民館というのがこれまた大変ユニークです。普通一つの街には公民館は四つか五つというの一般的であります。しかし金沢の公民館は小学校の数と同じだけある。あるこんな街はよそにはありません。しかもそのそのよその人たちからみたらなんとも腑に落ちないことがあります。それは公民館を建てるのにお金を出してくださいこういう運営費も75%は市が持ちますが25%は住民の皆さんに出していただく。こんな方式を金沢方式といっていますが金沢だけであります。今は生涯学習の時代。私はその中核としての公民館に自主的な役割に大きな期待をするのであります」

これ過去のいろんなその市中でいろいろ講演した時に一節というふうに紹介されてますが、まあそういう事を念頭に置きながらですね、

今回このアンケートに現れている若い世代の人たちは公民館の存在意義が伝わっていないそうした中地域社会を形成する上でそして地域の活性化に関してですね大変な地位を占める今程声ありました61の公民館がある大きな転換点差し掛かっていると言えます。

市長には市民に対して金沢市の未来をリードする上で明確なメッセージが求められていると思いますがいかがですか。


村山市長--------------------------------

 学習拠点にとどまらない地域拠点を核として、地域の自主性連帯意識の醸成に大きな役割を果たしている金沢方式による地区公民館でありますけれども、少子高齢化の進展、価値観やライフスタイルの変化などによって、担い手不足などの課題も顕在しているという風に思っております。

アンケートの結果     という風に捉えております。これはなぜかというと全体の平均をとったものがこの値であると。公民館活動が盛んである地域はおそらくわからないしらない魅力的ではないといった数値は低いとは思いますけれども、逆の地域もあることはもっと問題かなとも思っております。

委託 公民館には私も昨年文化祭に参加したり今年はボーリング大会参加したり文化活動に加わりながらどのようなところ課題なのかいうことも感じながら今勉強しているところでありますが、それぞれの公民館の行う研修であったり、イベントであったり、そういったところはより多くの  とくに若い世代が関心を持つ運営を考えていたなければいけないと言うふうに思っています。

そして我々市のほうは公民館の魅力を広く周知することさらにより幅広い世代の市民の方に参加していただけるような持続可能な公民館活動のあり方について関係者の方々とも市民の方とも議論を重ねていきたいと思います。


坂本泰広議員--------------------------------

 いろいろな場に足を運んでいらっしゃるんですからその場で街の人たちと膝をつきあわせていろんな話を聞いてしっかりと反映生かしていただきたいというふうに思います。

2025年5月25日日曜日

ブログの更新されていました:「金沢方式」と「県民性(祖父江孝男著)」

 https://note.com/yuzurigi/n/n74826b267e21

こちらの方のブログ更新されていました、いつもながら理論的で的確な指摘です

金沢方式の違法性がわかりやすく、そして深く検討されたものが紹介されています


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「金沢方式」と「県民性(祖父江孝男著)」

2025年5月14日 14:55

〇「金沢方式」って何なんだ?

 市は、「善隣思想」(助け合いの心で、近隣の人々と心を通わせ、支え合い、お互いに善き隣人を作っていくという考え方)と法的根拠のない税外負担を抱き合わせて、一部住民(町会加入者)に公共事業などに寄付をさせ「金沢方式」と美化している。

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道徳律に強制的寄付を絡ませるために、物事がおかしくなる。善隣思想だけを普及させれば金沢は素晴らしい都市になるのに。

〇何が他の市町村と違うの?

 金沢市では、70年以上前の昭和27年に根拠も不明確な、住民が多少の負担をしても公民館を小学校校下ごとに要望したとして、2025年の現在も「金沢方式」の名の下に公民館の建設・運営費を町会加入者だけに税外負担(強制寄附)を課している。

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「多少の負担」ということで運営費だけのはずだったのが、昭和40年代中頃からは建設費も負担をさせている。建設費をいつから負担させたかは市も分かっていない。(第1回金沢方式あり方検討懇話会資料)

 戦後の混乱期は全国的に住民の任意寄付で公共事業をしていた実態があり、篤志家の寄付などで事業を進めるようにという国からの通達もあった。

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特に金沢市が他と違うことをしていたわけではないんだね。

 過去には観光会館の建設、そして今では、公民館に限らず社会福祉協議会、消防団、婦人会連絡協議会、老人連合会、交通安全推進協議会、共同募金、無電柱化推進事業等次から次へと「金沢方式」という名の法的な根拠のない税外負担を押し付けている。

〇「金沢方式」という言葉はいつできたのか?

 金沢市は平成2年12月議会で、新たに当選した新市長が「金沢方式」という言葉は自分が生んだと認めている。ということは、70年前には「金沢方式」という言葉はなかった。

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 ※新たな名前をつける必要があり、メリットがあったということだね。

「金沢方式」という言葉を知っている町会長は令和4年でも約3割(町会長アンケート)。内容まで知っている住民は1割にも満たないのではないか。

 それを現在でも一部の住民(町会加入者)に、法的な根拠のない中で、町会は町会費に上乗せし寄付を強要している。

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市は「住民がやっていることで関知していない」と言っているが、法的根拠のない税外負担をしないのなら事業をしないと議会で公言し、予算書で寄付金を計上している。

 

これが他の市町村とは違う誇りある「金沢方式」の実体だ。


〇金沢市民は何十億円もの法的根拠のない税外負担になぜ反意を示さないのだろうか?

 一つには「金沢方式」も「法的根拠のない税外負担を徴収されている」ことも知らず、またそれを知った者も「町会執行部の言うとおりに寄付をする」、他人を気にし違うことをしないという思いが強かったのだろう。

 昨年から徐々に税外負担の大きさを知り一部で不満が高まり、金沢方式あり方検討懇話会の設置や市議会でも活発な議論となった。

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異常な物価高で収入も増えない中、公民館関係だけで過去20年間で47億円、今後20年間で64億円の法的な根拠なき税外負担、用地費は別途100%負担をさせることを市民はどう思っているんだろうか?

 しかし、議会では根拠なき税外負担を含む令和7年度予算案が反対3だけで圧倒的多数で可決されてしまった。

 議会では「金沢方式」に反対や疑問を呈する質問も多かったのにこの結果は一体何だったのだろうか?

〇そしてこの理由には、「県民性」があるのではないか。

 「県民性」(祖父江孝男著)の―おとなしい石川県人―から見てみる

 石川県はやさしくオットリ、消極的ということになる。人によっては、忍耐力は強く努力型だが決断が良くないなどと言い、それでいて尊大なのは、いまだに加賀百万石の亡霊が尾をひいているのではないか。

 江戸や上方の江戸時代の文化は武士ではなく町人の力によって支えられてきた。しかし石川県の場合は違う。

 「百万石文化」という呼び方が一般的になったことでもわかるように、町人はあくまでも脇役で、主役は武士であった。

 だからここでの文化は武家の文化、終始一貫「大名文化」だった。

    江戸や上方の町人は、武士を表面では立てながら、陰では軽蔑していたのに対して、加賀の、特に金沢の町人は、本気で武士を尊敬したのである。

 こうみてくると、確かにいまの石川、そしてことに金沢の住民の間で、非常に保守的な点が目立ち、それとはまさにウラハラに、典雅さなどの特色が残っているのも、結局はそうした百万石文化の特色、

 つまり、町人の武士に対する心腹の態度などによるものであることがわかってくるように思う。

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 ※武士(支配者層)を市、町人を住民に置き換えるとよく分かるね。

 江戸や上方の町人(住民)は支配者層(市)を陰では軽蔑しており訴訟も辞さない。しかし金沢では町人(住民)は支配者層(市)に対し心腹している。

 現在の金沢でも、やさしくオットリ、消極的で市の為政者の意のままに動くという意識が抜けきらないのではないか。

 行政を正すのは市民から選ばれた議会の務めであり、議事録から見る限り議員は問題点を把握している。

 しかし市議会も市の言いなりになっているのではないか。これも「町人の武士に対する心腹の態度などによるもの」と同様、県民性か。